北海道教区合唱団
おうた」とは
『道しるべ』より
(前真柱様著)
北海道教区合唱団の歩み
おうた演奏会 garally
(2001年9月2日 
札幌コンサートホールkitara)
お知らせ・その他
中山善衞(天理教前真柱)著 『道しるべ』 道友社刊から
教区長講話より(要旨)
(2002年3月10日 台湾伝道庁)
北海道教区おうた合唱団事務局
札幌市中央区南8条西11丁目
    北海道教務支庁内

     Tel 011-561-1148
音楽研究会 
 私は幼い頃から音楽を聞くことが好きでした。父上に買って貰った童謡のレコードを、飽きもせず何度も繰り返し聞いては歌っていたように記憶します。小学校へ上がってもその傾向は止まることなく、姉が学校で習ってくる唱歌までも覚え、一緒に歌っていました。そのうち輪唱が加わり合唱が加わると、コーラスをしては夜の一刻を楽しみました。戦時中に小学生だった私達には、とりたてて娯楽というものはなく、姉弟妹して歌っていた時間は本当に和やかなものでした。
 小学生の頃、父上は私にピアノを習わせてくれました。が、長続きしませんでした。姉が回顧するのに、私にもピアノを習わせて貰いたいと頼んだところ、父上は、お前は習わんでよい、善衞は大きくなってわしの後を継ぐ時、誰にも言えない心の苦しさを山ほど味わうだろう。その時に音楽が善衞の心の慰みになってくれたらよいと思うから習わせるのじゃ。お前にはそのようなことは無いから習わんでよいのじゃ、と言われたそうです。私が大学に入り、山田耕筰先生に私淑し、いろいろ音楽上の薫陶を受けることになったのもそのひとつでした。この父上の心遣りのお陰で私はどれ程助けて頂いたか知れません。

閑話休題
 立教118年(昭和30年)9月誕生した天理教音楽研究会は、来る立教158年(平成7年)、創立四十周年を迎えようとしています。四十年の星月を振り返る時、発足当時合唱団のみだった研究会は、今では研究室を中心に、合唱部門・器楽部門・雅楽部門・作曲部門等と増え、音楽を愛好する者が自然のうちに寄り集い、未熟ながらオーケストラまで持って、和気藹々の雰囲気が醸し出されるようになりました。創立当初の夢は次第に現実の姿になって、嬉しい限りです。
 私が音楽研究会を創ろうと考えたのは、実は、よろづたすけのおつとめと深い関係があります。丁度手元に、研究会創立十周年記念演奏会を開くに当たって書いた文章がありますので、それをそのまま載せましょう。

 教祖は「よろづたすけ」の道として「かぐらづとめ」をお教えになった。「かぐらづとめ」は選ばれた十人の「つとめ人衆」が、「かんろだい」を取囲んで、親神様がない人間世界をお創り下されたお働きの理を手振りに現してつとめる「おつとめ」である。十人の「つとめ人衆」が九つの鳴物に調子を合わせ、勇んでつとめるところに親神様の御守護をいただくのである。
 しかし、節まわし一つにしても、口から耳へ移されて今日に及んでいるので、時間が経つに従って多少変わってゆくことは当然考えられると思う。その変化を何とか最小限度に止めたいということは、常に心にかけられても来たが、その願いが土台となって天理教音楽研究会は誕生したのである。
 即ち、天理教の信仰で「おつとめ」の理はもっとも重要な位置を占めるのであって、音楽とは深い関係にあると言えよう。又、音楽は人の心を楽しませ、和らげる上には欠くことの出来ないものと思う。そこで、あらゆる音楽を通して親神様の思召を更に深く求め、それを未だ知らざる人達に伝えることが出来たら、ここに我々の音楽研究会の果たす役割は大きいのである。
 「おふでさき」に曲をつけてそれに親しみたいと願ったのもその所以であり、歌うことにより、奏でることによって互いに一手一つの心を求めるのも「陽気ぐらし」を心に味わうためには無駄なことではないと考えたからである。
 今回、創立十周年を迎えるに当たって、その趣旨を広く知っていただくために、この演奏会を開くことが出来たことはこの上もなく嬉しいことである。
 それにつけても発足に当たっていろいろと相談にのっていただき、力づけて下さった山田耕筰先生に対して改めて心からお礼申し上げると共に、当初より研究会のためにと月々寄附を下さった方のためにも演奏会を有意義に、且つ成功に終わるようにお祈りする次第である。

 以上の文章をお読み下さった方々には、音楽研究会に対する私の思いと、その趣旨目的をお分かり下さったことと思います。音楽研究会は単なる同好会ではないのです。最初から「おつとめ」を抜きにしては誕生しなかったのです。又、合唱部門・器楽部門、どの部門にしても、その活動が「おつとめ」に繋がらなければ、その目的を果たしたと申せないこともお分かりと思います。
 「おつとめ」において最も大切なことは人々の心なのです。私達が、親神様のお心を信じ、教祖の教えを信じ、教えられたお言葉を常々実行して日々「陽気ぐらし」に勤しみ、一手一つに和を醸し出すことであることは言うまでもありません。この意味からして、音楽研究室が教理を掘り下げ研究するところである「おやさとやかた」の真東棟の一室に置いて頂いていることもお分かり下さると思います。

choir north pure
おうた